健康・心の療法

【1】  【2】 【3】

うつ病考察・・・「一般化のしすぎ」、落ち込んだとき、注意! 2007/02/27 

「一般化のしすぎ」  
これも普通の人なら誰でも考えがちなことです。
特に、体調の悪いとき、何をやってもうまく行かないとき、また、何かに捉われているとき、に起こりやすいものです。
何か自分にとってよくないことがあると、「今日はついてないなぁ」「最近運が悪いなぁ」と誰でも思いますよね。

これが行き過ぎると、軽うつとかうつ病になるので、自己チェックしておきましょう。
「いつも決まってこうだ」「うまくいったためしがない」「どうせ自分はこの程度だ」、ウゥ~~ン、これは黄色信号の軽うつ、それともうつ病! まだ、何とも言えません。

これが、「いつもこうなんだ、自分には・・・することなんか絶対無理なんだ」とか、「どうせ何やっても認められないんだ、みんな自分がいなくなればいいと思ってるんだ」
ちょっと待って!ブレーキ、ブレーキ。 
うつ病だよ、少し話し聞いてよ。

その思い、その判断、本当に正しかったらあなたは大したもんだよ。 
職業変えたら!
根拠があって、そう言える自信もって、そう思うんなら仕方ないけど、返す言葉もないけど、もし、そうでなかったら、きっとどこか何かさびしいんだよ。
本当の自分がどうなってるか知りたいんだよね。

どうしていいか分からないだけだよね。
あなたは、本当のこと知らないだけ、たくさんいろんな見方があるんだけどまだ知らないだけ。
知らないだけだから最終的答え出すの、今の考え、はっきり言って、あなたは間違っている!

それとも、うつだからといってやさしく適当に扱ってもらいたいですか。 
いつまで!
よく、「二度あることは三度ある」って言うよね。
この意味、どう考える。 あなたの意識は、おそらく三度あることは四度ある、じゃないよね、自分のやることは、全部そうなると思っているんだよね。
 
しかも、悪く!
せっかく経験しているんだから、もっとその途中経過を考えてみて、ちょっと振り返ってみて、「二度あることは三度ある」というのは、同じ失敗を繰り返さないように、もう一度、自分の足元をよ~く見て慎重に、注意してやって行きましょうってことだよ。

経験イコール智恵にしましょうだね。 
意味の取り方の問題だね。
でも、ネガティブな考えであれば、同じことが二度起これば、三度起こることもあるかも・・
もし、これが良いことだったら、大して、期待もしないし頭の隅にも置かないのにね。

この世のどんな言葉も、みんな二面性、ポジティブネガティブを含んでいるんだよね。
それをどう取るかは、その人の意識次第、どう反応するかはそれまでの自分の固定観念次第。
結局、何回も同じようなことを起こさせるのは、自分の意識の表れで自分のせいなんです。

運が悪いんではなく、悪い運を引き寄せるだけの自分でしかないということかも。
わかれば変わるでしょう、もちろん、その意味を知って理解して自分を変えて行けばですが。
大体、考えすぎなんだよね。
 
しかも、悲観的に、また弱気というネガティブに後押しされて。
考えることは大事なことだし、悪いことではないんだけど、こういうときの考え方というもの、要するにポジティブ力がないから、人はネガティブ方向に自然に傾いてしまうんだ。
また、ネガティブのワナだよ。

こういうときの薬、それも不安を抑えるものだけど、飲まないほうがいいと思うよ。
不安を抑えるために、不安になる不安を考える脳だけを押さえる薬というのはないと思うよ。
体全体にも影響あるんだ。

だるくなるよ、やる気なくなるよ、そうだよね、全身マヒさせて、おとなしくさせて、その間に治そうとするんだから。
それで仕事すると、もっときついよ。
今の薬は、少しは良くなっているかどうかはわからないけど。
ちょっときつくても、薬より、本当のことを知ること、理解することだよ。

それは、一生あなたのものになるんだから。
今うつ病の人は、ここまで来られるように、考え方は、風邪の熱下がるの待つと同じだよ。

うつ病考察・・・「全か無か思考」、極端の中にも・・・ 2007/02/24 

「全か無か思考」
読んでわかると思いますが、極端さを感じると思います。
人間世界、この世ですが、すべてを白か黒かのどちらかに決めることは出来ないですよね。
それでなくても、日本人は「あいまい」が好きなんですから。

好きと言うと御幣がありますので、日本語はそういう表現が多いとしておきましょうか。
要するに、認知療法でいう「全か無か思考」というのは、物事を見るときや考え判断するとき、「白か黒か」という、何でもこのどちらかにしてしまう両極端な見方となります。

「いつも~だ」「完全に~だ」「決して~でない」「絶対~だ」「~だったらもう終わりだ」「こうなることは決まりきっている」などです。
うつの人は短絡的にそして極端な結論に結びつける傾向があるんです。
多いのは、失敗、ミス、それも取り返しのつかないことであれば決定的でしょう。

また、うつ状態が進行して、重いうつ病になった場合もこのような思いになって行くんです。
「自分の人生もこれで終わりだ」「もう何をやっても挽回できない」「もう二度と元に戻れない」
もっとひどくなると、「いつまでこんな状態が、もういやだ!」「もう、死ぬしかないんだ」と。

やはり、うつ病という性格は、最終的にはそのような思考反応になってしまうんでしょうね。
うつ状態になる原因のほとんどは、ネガティブな状態や結果から来るんです。
仕事の疲れが原因としても、何で疲れるのか、ストレス?能力?やる気?本当の心は何ですね。

うつ病で自殺した人は気の毒に思いますが、よくテレビのニュースでも見ますよね。
うつ病でありながら会社勤務を続けて、結果的に自殺してしまう人。
死ぬくらいだったら、会社やめりゃいいだろう!と思う人も多いかも知れません。

でも、その人にとっては、違う世界は無いんですね。
だから死を選ぶんです。
自分の人生は、それだけが自分の生きられる世界という考えなんです。 
極端ですよね。
でも、ある面、サラリーマンのプロとも言えるんですよね。

それに命をかけられるんですから。
プロでも、そうしない人がほとんどですが。
「全か無」かの思考と言っても、人によっては簡単にそれが良くないとも言えません。
それは本人にとって、完全なる道であるかもしれないのですから。

しかし、それが本人にとってすべての合理的人生であるかも知れませんが。
でも、やはり狭い人生観ですよね。 
そんな基準に比べれば、まだ人生全体は広いですよね。
それを、絶対だと信じこませるネガティブとは何かに、気づかなければならないでしょう。

「全か無か思考」は、完全主義、そうでなければバランスに欠ける、中庸がないとも言います。
もっと言えば、自己評価の基準が他と違う。
他と違ってもかまわないが、その基準が正しいと言えるのか、根拠を持って言えるのかですね。

この部分を分りやすく説明すると、意識成長の意識の勉強となるんです。
もし、正しい自己評価の基準を持っているなら、後は自己能力の他との比較だけです。
そこに無理があるなら、それでも進めるなら、精神か肉体になんらかのストレスが加わるので、当然普通の自分を保つことは出来ませんよね。

よく見つめて、まず自分を納得させることです。
逆に、自己評価を低く見ている人、これもどのような人、あり方を基準にしているかです。
また、どんな人あり方でも、自分のすべてがそれより完全に低いと決めてしまっていれば、もう何も考えることもないでしょう。基準の真の意味、そのカラクリを知った方が早いかも。

まず、自分の作る基準にどれだけの真実があるかということです。
その基準を作った自分を壊せない限り、自分のレベルと言う基準も上がらないでしょうね。
人の意識は複雑です。
どんな人の話もしっかり聞いてみなければ、その人を本当に理解することは出来ません。

それまで自分に入ってきたものを信じ、それを自分として信じて生きてきたのですから、それも尊重して、始めて違う提案をしてあげなければなりません。
そうすることによって、人は自分を見つめ直し、自分の考え間違いを正そうとするんです。
ここまで持っていくにも、時間はかかりますが、その人の人生を考えれば大事なことです。

単純に認知療法だからといって、心理療法だからといって、ただ当てはめるのも失礼です。
やはり人生は大事な気づきの場ですよね。
どんな小さなことでも、いつも自分を見つめ、それを経験の一つとして勉強しながら、絶えず自分の心や反応を監視しながら、そうやって自分を成長させて行くんですね。

だからもっと柔軟に、極端な結論を出さずに、自分に答えを出すにも少し時間を与えてあげて、そうした自分に対するやさしさも必要ですよね。 
もちろん、時と場合にもよりますが。
この柔軟性の中に智恵があれば強くなりますよ。

うつ病考察・・・認知療法とは、これって普通意識の基本では 2007/02/21

認知療法とは、これを簡単に説明しますと、
自分が認知したものが、間違って信じていないか、極端な思い込みになっていないかなど。
もう一度ゆがみがないか、いろいろな角度からチェックしてみようということです。

同時に、自分の役に立つ正しいものを、新しい認知パターンとして自分のものにして行くと、それまでの間違った自分から脱出して、自分自身に対する信頼と自信がついてきます。
認知のゆがみを分析、説明していく内容は次のようなことです。

(1) 全か無か思考   (2) 一般化のしすぎ  (3) 心のフイルター (4) マイナス化思考  (5) 結論の飛躍   (6) すべき思考  (7) レッテル貼り  (8) 個人化  (9) 拡大解釈と過小評価  (10) 感情的決め付け

さらに、関連したこととして説明していくものは、
・絶望 ・無力感 ・圧倒されること ・早合点 ・心の読みすぎ ・読みの誤り ・非難や批判の恐れ ・失敗への恐れ ・成功への恐れ ・完全主義 ・プレッシャーと反発・報酬を安く見積もってしまう ・許容力の低下 ・罪と自責の念 ・フラストレーション
簡単に説明するにしても結構ありますよね。

イヤになるかな!     
うつ病だけに限定した話であれば、うんざりするかもしれませんね。
でも、これらのことは人の意識に密接に関係しているものですから、知っておけば、それだけ、「自分を知る」につながり、そして他人の心や意識もわかるようになるんです。

自分も人も、心の一面がビックリするくらいよく見えて来ると思いますよ。
さらに、このような方向で、その延長で、意識的に気づきながら、ポジティブで高めて行けば、それが、ポジティブ意識の勉強ということになるんです。
このブログで順番にやって行けば、いつの間にか自然に、知っている自分になるでしょう。

このように、認知のゆがみというものを、もっと広い意味で人の心の基本として考えられれば、うつ病の人のための療法としてしまっては、これもゆがみになってしまうかもしれませんね。
一般の人たちも、できるなら知っておくべき物事の見方、捉え方の大基本ということです。

少なくても、このことを知っておくだけでも、知らないよりはぜんぜん違うと思いますが。
うつ病との間に、冷静というクッションを置いて自分を守ることができるんですね。
ですから、いつの日か、精神的にもうつ病でもいいんですが、苦しんだ自分に気づけたなら、うつ病からの解放は、意識成長であったということがよくわかるでしょう。

そのことを、何とか事実の先取り的感覚で理解できれば、なんですが、どう説明しましょうか?
私たちは誰でも、本質的に元々光を持って(つながって)いるんです!
それを一時的に、間違った信じ込み、思い込みというネガティブで、その光の通ってくる回路から目を離しているに過ぎないんです。

それは、あるんです。それはわざわざ作ることも、どこかに探しに行くものでもないんです。
ただ一時的に、そのときのショックで、その光がくる方向を失っているだけなんです。
その自分の光は、誰も取ることも消すことも出来ない生命意識という、魂からのものなんです。

それとつながって生きている自分というのが、本当の私たちの生命の正体なんです。
当然、たくさんの説明が必要ですね。 
でも、自分の魂に近づき、親しんでください。
うつ病にしても、自己意識の成長にしても、さらに高い意識レベルの向上を目指しても、その基本的勉強は認知のゆがみの定義を基本とした、さらなる自己追求、本質探求なんですね。

結局、自分の思考のクセ、自分の心のクセ、を自覚するとは、「自分を知る」になるんですね。
この「自分を知る」を、もっと、もっと深く追求していくことが人間、人生、意識、霊、また、未知の世界探求へとつながっていくことなんです。
自分の意識は一つ、それは人間の意識である以上、その構造とカラクリを知って行けば、だんだん全体も把握しやすくなっていくのは当然です。

うつ病考察・・・人生の岐路?うつの捉えかた 2007/02/15

普通うつ病の人には、「がんばれ」とか「元気出して」とか、このような言葉は禁句なんですね。
そうであれば、私の言うことは、これとはまったく逆のことを言っていることになりますが。
でも、このような言葉が気になる人は、うつ病でも重いほうなんです。

当然、私もこのような人には、「がんばれ」「元気出して」とか「努力しろ」とは言いません。
本当に重度のうつ病の人は、どんな良い言葉も数分後にはネガティブに変えてしまうんですよ。
その感じ、少しはわかる気も、本当に体がゆうこときかない動かないんですから。

もし自分の生命意識である生命力(気力)が一気に減少したら、少しは想像できるかも。
生命意識の生命力は内なる光と考えればわかりやすいですよ。 
その光は、明るく軽くさわやかで満たされた心地よさなんですが、
その光が暗くなったと想像してみればどうでしょうか、いつものネガティブに勝てますか?

私たちが普通に感じている自分、それは内なる光が来る生命力の回路が開いているんです。
それは、うつ病の人にとっては希望の光なんですが、普通に生きている私たちにとっては、それは希望の光ではなく、可能性の光、もっと高めれば創造性の光なんです。

希望の光というのは、実際はさびしい光にすぎないんですよ、希望の光は、そこに到達すれば消えるものなんです。
そこにいれば希望の光は必要ないんです。
誰にでも言えます。 
今満たされていないから、希望するんですよね。

それであっても、自分の内から、かすかであっても、この光が消えて行くと・・・
そう考えれば、うつになる気持ち、うつの人の気持ちもわかりますよね。
うつ病にもいろいろな種類、それぞれのうつ意識があるんです。
このブログを読んでいる人には、重いうつ病の人はいません。

当然ですよね、そんな人にとっては、このブログはとても読めないでしょうから。
ですから、今うつ病の人も普通の人も、まだ冷静に自分を見つめることができる人を対象に、より深い意識に気づくために、うつ病についての私の考えを書いているんです。

「認知療法」を説明する前に、どうしても言っておきたい大事なことがあります。
今回は、それについて考えてもらいたいと思っています。
ある程度のうつ病でも、その前段階の軽うつ病でも、どちらでもかまいませんが、きつい言い方をしますが、何でも病名を付けて自分を心の病気だとしてしまうのは、どうかと思うんです。  (重度のうつ病は別です)

このような思い、うつ病になってしまうには、いったい何が足りないんでしょうか。
理由なくなれば、脳か体に何らかの原因があると考えなければならないでしょう。
問題はあるんです。 

悩み、心の問題、物、金、第三者、いろいろあるでしょう。
単純に言えば、すべてうまく解決されれば、人は何も悩むことはなくなりますよね。
また、いろいろ考えても、解決に向けた一歩を踏み出せないのは何故でしょうか。

それは、自分が安心できるいい答え、ヒントがない、いい考えも出てこないからですよね。
このまま、こんな状態にはまってしまえば、心は、心配、不安で閉ざされます。 
でもその中でも、じっと希望の光を待っているんです。

得体の知れない恐怖の中で・・・
どんな問題であっても、すべてに答えがあります。
当然、人それぞれ、その受け取り方も違います。
このすべてに答えがあるということを、どのように理解したらいいのでしょうか。

それは、ある一つの問題に対して、決まった答えがあるというのではありません。
その答えには、段階があるということなんです。
たとえば、ある問題に対していい答えがあるとします。
でも、その答えをほしがっている人が、その答えで納得しなければ、また答えの質がわからなければ、それは答えではないんですね。

ですから、問題の答えは、人それぞれの意識レベルにあったものが必要となるんですね。
ということは、その人がわかる程度の答えでは、まったく解決にもならないということも!
それで、他の答えを探しに出かけても・・、結局は、その結果も、知れたものとなるんです。

とにかくうつ病に関しては、相当慎重に進めなければ周りの人も大変になってしまうんです。
うつ状態は、誰にでも起こる内的自己もがき、智恵という光が少ないというお知らせなんです。
その逆の方向が、一般的な言葉で言えば、覚醒への道とか悟りへの道となるんです。

悟りへの道とは、簡単に言えば、うつ状態からいかに自分を解放させていくかを理解して、さらに智恵への段階に向けて延長拡大したものに過ぎないんです。(求道も質的には同じです)
それは外に向かっていくのではなく、自分の心、意識、潜在意識方向に向かっての探求なんです。

うつ病になる手前のうつ的意識状態が、自己意識成長への入り口でもあるんです。
だから、人間研究の材料に一番いいのは、自分自身なんです。
次に他人、そして世の意識となるんです。
これらのことは、今度説明していくうつ病の「認知療法」というものを、もっと深く見ていくことで感じ取れると思っています。

うつ病考察・・・どうしてうつ病になってしまうの 2007/02/12

現代社会は、あいかわらずたくさんの問題で不安定な状態が続いていますね。
また、IT産業の発達は、次から次へとその進歩のスピードはゆるむことがありません。
現代に置かれている私たちの心は、自分をじっくり見つめて心の整理をするヒマがないほど、毎日が絶えず何かに追われているという感じになっているかもしれません。

それ以外にも、いろいろなことからくる心配不安、多すぎて、もうどうしていいかわからない、本当に、毎日が目に見えないネガティブに圧迫され続けているという人もいるでしょう。
現実問題として、仕事、また生活においても、私たちが抱え処理しなければならないことは、量的にも、たった10年くらい前と比べてみても大変多くなっていると思いませんか。

私たちは、的確で早い判断そしてその処理能力や効率を、いつの間にか求められているんです。
それなりの能力も要求されますし、一人が抱える仕事量も多くなってきています。
これらのことは、すべての仕事や生活、また人に対して当てはまるとは言いませんが。

いろいろな点で何のための人生?かと思えるほど、多くの人たちは自分自身を失いつつあるんです。 
それも、いつの間にか!
昔と比べられる人は、どうでしょうか、1日の時間の進み具合が早いと感じませんか?

現代人は、自分を見つめる余裕もないくらい、時間に追われているんです。
自分の処理できる許容量を超える能力や判断力の要求、また解決されないまま次の問題対処へ、長い間に、このような状態が自分のストレスとなり蓄積していくと、心の機能もだんだん衰弱へ。
心のダメージは、その人が耐えられる質と量、問題の数、期間などで違ってきます。

でも、それはなかなか気づくことも出来ず、またわかってもどうにもならず、そのまま進行し、いつの間にか潜在意識から心へ、それからその指令は脳に行き全体的な生命意識のダウンへ。
これがうつ状態の始まりです。

うつ病を克服するにもいろいろな方法があるんですが、その体験例の中には、何ヶ月か入院したとか、薬を飲みながら1年以上ゆっくり休養したとか、また病院でも、薬を服用しながら出来るだけ仕事を離れゆっくり過ごすようにとアドバイスするようです。
もしお金の心配もなくこのように長期ゆっくり出来るなら、だれだって快方に向かうのでは?

しかし、今の時代、それほどゆっくりと休養できる余裕のある人はどのくらいいるでしょうか。
仮にゆっくりしたとしても。
普通なら仕事や生活面のことで、逆に焦りや心配不安が出てくるんではないでしょうか。

こんな思いでゆっくりしていても、休養自体何の意味もなくなりますよね。
うつ病の根本的原因としては、自分で答えが出せない、またそうだからといって、それで妥協もあきらめることも出来ない。
それで、一応その答え探しに出かけてみたが、結局迷路にはまって今度は出口が見つからない、それでも、その問題を抱えながら出口探しまわっているうちに、疲れ果ててしまった。

それこそ、もうどうすることもできない、その気力もないという感じになってしまうんですね。
そのダメージに加え、最後の気力も消え、それこそ自分はどうすればいいんだ、
このままだと・・・、という恐怖に変わっていくんです。
重症なうつ病で苦しんでいる人には、しばらくは、ただ「愛」で接するしかないんですね。

この「愛」には、「愛」というものは、生命力の強力な表現なんですから。
次回からは、うつ病の心理療法である「認知療法」について説明して行こうと考えていますが。
この「認知療法」というのは、うつ病用というより、本当は誰もが理解しておいたほうがいい。

少しは自分の心を強くするための基本的なことなんです。
うつ病だけでなく、このブログで取り上げることは何にでも言えることですが、やはり、このくらいの文だけでは説明が十分に出来ませんね。
しばらくはうつ病のことの説明になりますが、実際は心というものがどういうものかを知る、心の正体を知るチャンスと思えれば最高なんですが。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

コメント

いつも大変勉強になるブログありがとうございます... (s)
2007-02-13 18:55:43
いつも大変勉強になるブログありがとうございます。自分でも勉強しつつブログも見つつ・・いつも考えさせられることばかりです。
今後も楽しみに拝見させていただきます。

うつ病考察・・・注意!「気力」が無くなってきたら 2007/02/09

うつ的な状態から抜け出す一番いい方法は、自分の根本である自分自身を作っている、自分の奥深く隠れている意識、自分自身を知ることなんです。
いきなりこう言われれば、誰だって難しい!となりますよね。
でも逆に、自分のことが今まで以上に理解できると、うつから脱出なんです。
では、何でうつ病は自分の心、意識の理解によって良くなるんでしょうか?

それは、生命、もっと深く言えば生命の量に関係しているからなんです。
また難しいと思われるかも知れませんが、意識の勉強だから今はとりあえず頭に入れておいて。
うつ病になると、体に力が入らない、疲れやすい、やる気も起こらない、動きたくない、ほとんどは体の状態を言いますが、それより重要なことは意識的に感じることなんです。

それは、体の生命力が足りないのとは別に、意識の生命力である「生命意識」に問題ありです。
それはわかりやすく言えば、「気力」ということです。 
体は「体力」で体の生命力。
意識の順序は、潜在意識から意識、心、脳、肉体ですから、「気力」から「体力」の順です。

「体力」が十分あっても、完全に「気力」が失われれば人は動けません。
逆に、「体力」が無くへたばってきても、「気力」で補うことはやるでしょう。
特にスポーツの世界では、最後はこの「気力」の勝負になることが多いでしょう。
逆になるとどうなるでしょうか? 
まるで話しにならないことはわかるでしょうね。

どうして話しにならないのでしょうか? 
ここで、集中力が大事な役目をはたすからなんです。
うつ病は、本当はこの「気力」の部分、「生命意識」の生命力が少なくなるから起こるんです。
普通現代医療では、うつ病の研究は医学、心理学などの分野でそれも薬開発が主なんですが、私はこれにプラス、神秘、霊性を入れて考えています。 

これも私が研究してきたことです。
では、何故自分の内側から「気力」が出てこなくなるのか、自分の意識まで遠のく感じなのか、何故、「気力」を支配する「生命意識」が少なくなるのか? (ここが最大のポイントです!)

このようなことが何の理由も無く、ある日突然体が心が勝手にそうなってしまったと思いますか? 
これでいいんですか?うつ病なんだという言葉で変に納得していませんか?
自分は病気(うつ)なんだからとかたずけて、もっと深いところを見なくてもいいんですか?

私のうつ療法は、この「生命意識」を流れるようにすることに重点を置いているんです。
ということは、
うつ病であっても意識成長であっても、根本的に焦点を当てるところは同じ、となるんですね!

人に「生命意識」がたくさん入ってくれば、健康そして頭も冴えるから、当然集中力も増す。
こんなとき、「気力」が充実している、ということは当然となるんですね。
どう思いますか、これは何よりも重要で、もしあなたに「気力充実感」が十分感じられれば、きっと、何でもできる、何やってもうまく行くと、本当に心からそう思えるでしょうね。

肉体の生命力はわかっていても、意識に生命があるということは、誰も言わないでしょうね。
信じるかどうか、私としてはどちらでも構わないのですが、ただ、私は、これまでたくさんのことを通して知っていること、実践していることなどを、それをいろいろなことに関連させて説明しているだけなんです。

人である以上、この意識に流れ入ってくる「生命意識」の量は、増やすことも減らすことも、あなたの意識次第で変えられると言いたいんです。
だから、私はうつ病を病気として見ていないんです。(でも脳の障害によるものは別ですよ)
もう少し話を進めて。

では、どうやって「生命意識」という生命の量を増やしたらいいのかとなりますよね。
まず、逆から見てみましょう。
何故、うつになったんですか?うつになった人は、心身とも健康でいきなりなったんですか?

では、うつでないとき、そのときは普通に生活してましたよね。
では、あなたにとって、普通って何ですか?
誰にとっても、普通というのは、心身に病気を持っていない状態です。
そのときの心の状態はどうでしたか?
何で、このような意識状態になったんですか?

それは、どこから発生しましたか? 
誰かに言われたでも、誰かのせいでも、いいですよ、でも、どこでそれを今の自分になるように育てたんですか?
ネガティブのワナ、ネガティブがどういうものか、少しは感じられましたか?
考えてください! 

思考の回路を開くために、それが意識の回路まで伸びるように、その行為が「生命意識」という生命力の量を増やすことの準備なんです!


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

コメント

睡眠薬を飲んだ寝ぼけた状態で書き込んでいます。... (まるたろう)
2007-02-18 02:33:45
睡眠薬を飲んだ寝ぼけた状態で書き込んでいます。僕は睡眠障害が強く出る、軽い?うつ病みたいです。入院治療もしました。しかし、職場復帰したら前よりもひどくなってしまいました。うつ病に対して色々な意見を探しています。なんか良いメンタルトレーニングがあれば教えていただきたいです。

うつ病考察・・・うつと意識成長の関係 2007/02/06

今回からまたしばらく、何回続くかわかりませんが、うつ病と意識成長を関連させた内容で、それをあなたの意識向上のヒントになるように書いて行きたいと考えています。
内容的には、うつ病と心、うつ病と意識的構造、うつ病の心理療法、うつ病と本質的気づき、その他にもいろいろと関連することもありますが、それは話を進める中で出てくるでしょう。

一応うつ病の話となっていますが、これも「自己意識を知る」とか、「人間の意識」とは、というようなことにもつながって行きますので、全体的な意識成長の話と思ってください。
うつ病に関しては、私自身これまでの長い意識訓練の中で、病気とまでは行かなくても、何度もそんな感じを通って来たので、よくその感じもつらさもわかっています。

それはそうですよね、意識の勉強はすぐ前は壁ですから、あなたと一緒、私も苦しみました。
うつ病!そんな感じのときが多かったからよ~く分る、でも、うつのままだと前に進めない。
そんな自分であっても、そのときの意識状態まで研究材料、まさに、実践!意識訓練!

何でも自分の隠れた意識を知るための分析探究、でも、最終的に自分の意識向上につながった。
後で振り返ってはじめて気づいた!
結果的に自分を救うための本質の道を歩いて来たと。
だからブログでもHPでも、書いてある内容はほとんど私が体験、研究してきたものなんです。

はっきり言って、うつ病は意識成長のチャンス! 
こう言ったら猛烈に反発されるかな?
だけど、なんだかんだ言っても生きているんだよね、これからも生きていくんだよ。
だったらせっかくだから、全部プラスにポジティブに変えなけりゃ!それで済まされないよ。

もちろん病院に行ったら意識成長にはならないよ。(ただし、重度のうつ病の人はまず病院へ!)
そんなことより、うつの精神構造を知ることによって、少しは安心しましょう。
うつ病!一応「病」という字が付いていますが、私の中ではうつ病を病気とは捉えていません。

私が思っているうつ病の原因は、知らない何か欠けているから来る「知らない病」、病を取って「知らないということの内的お知らせ」気づかせてくれている、回心への刺激ということだね。
今、軽うつ状態の人も、また今本当に心が不安定なウツ病予備軍の人も、この連載が終わる頃には、うつ、この間違った意識状態からかなり解放されていると思いますよ。

ここ数年、うつ病は社会問題になるくらいに急速に増え続けていますよね。
予備軍とされる軽うつ状態である人も含めると相当な数にのぼるんではないでしょうか。
自分は大丈夫でも、家族やごく身近な周りにもこのような人がいるかもしれませんので、その人たちの苦しみ、つらさもわかってあげられるようになって行きましょう。

うつのつらさ苦しさをわかって理解してあげられたら、少しは回復が早まるかもしれません。
うつ的と言われる精神状態は、大なり小なり誰でも一度は体験しているんではないでしょうか。
誰だって、悩んだり、心の問題で苦しんだりしたことはありますよね。

傍からみれば、何をいつまでくよくよしてとか、いつもだらだらしてピシッとしてないとか、でも、誰でも悩んでいるときはつらいもの、うまく体も動かない!心も反応しない!よね。
これだって、うつだと言われればうつなんだけど、でもこれですぐ薬飲むのはどうかです。

うつの原因をはっきりさせることが必要! 
何でも薬では、後々もっと事態は悪くなるかも?
脳内伝達物質が極端に減っていればうつ、それは元々脳に原因があったからではないんですか?
いや、自分が悩み苦しんでいるうちに脳がそのようになってしまった?

どちらかですよね。
もし、後者だとすれば、一時的に薬で元気になったとしても、薬を止めれば元へUターンです。
そうですよね、自分の心の問題まで薬で解決することは無いんですから。
これで、薬で治るんなら、その程度の悩みだったとなるんですね。(元々薬は不要だった!)

うつから解放されるにも、うつにならないのも、自分の意識成長も、みんな根本は同じところ。
何故、同じなのか?
すべて、自分の意識だから、うつだけが自分とは離れた意識ではないんですよ。
でも、医学では別な意識状態としている?別物として考えている? 

自分以外何なの。
まさか、憑依!
だから、もっと自分を知れ、もっと素直に自分の内なる声を聞け、自分とよく相談しろ、自分で自分を守ってあげようとしないから、他にばっかり気を取られているから。

でも、こう言っている私だって、さんざん迷ってもがいて、こうしてようやく気づいたんだ、だから早く気づいて、少しでも時間を無駄にしないで欲しいと思うよ。
どのくらいいつも自分を慰めて、理解してあげてますか? 
 
こんなことは、忙しくてかまっているヒマないですか? 
自分をほったらかし・・その自然な体の逆襲が、病気? 
信じられないですか?